2014年7月号 vol.03
花子の元気カルテ
vol.3 突然の腹痛や吐き気思い当たる原因は… この季節、いつも以上に気を付けて

梅雨から夏まで、気温が高く湿気の多いこの時期は、食中毒に要注意です。食中毒とは飲食物についた「細菌」や「ウイルス」など有害物質が体内に入って、下痢、吐き気、嘔吐などの胃腸炎症状を起こします。集団感染や腸管出血性大腸菌(O-157など)など重症例は「食中毒事件」としてニュースになりますが、自然に治る軽症例も多数あります。ご家庭の食事でも発生します。皆さんも経験あると思いますが、「なんか食べてあたった」とか「これって食あたり?」も実は食中毒です。自然に治れば良いですが、重症化することもありますから、今回は家庭での食中毒予防をとり上げます。夏場は細菌の増殖が活発になり、生肉や生魚についている細菌による食中毒が特に増えます。予防の基本は、細菌を「つけない」「増やさない」、そしてしっかり加熱して「やっつける」こと。お肉や魚は買ったら、寄り道しないですぐに帰宅して冷蔵庫に入れましょう。料理の前後の手洗いはもちろん、まな板や包丁もアルコール除菌スプレーなどで殺菌・消毒することが大事です。朝、お弁当を作る方は特に注意が必要。温かいご飯やおかずは、湯気で水分が増え細菌が増えやすいので、よく冷ましてから詰めてください。梅干しやシソ、ショウガ、お酢(抗菌作用に期待)などを使うのも良いでしょう。あと体調管理も大切。皆と同じ食事しても一人だけあたる人っていますよね。疲労や睡眠不足などによる抵抗力の低下も良くありません。

これから夏本番。食中毒を避け、美味しく食事をいただき、夏バテにならない強いカラダで、暑い夏を楽しく元気に乗り切りましょう。

日本橋花子
日本橋で働く女性たちに、からだと心の健康についてアドバイスする産科・婦人科医師。
都内の某レディスクリニック院長
ニホンバシーモ 2014年7月号 vol.03